篠原一「19℃のロリータ」盗作疑惑検証


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注)は同じ言葉、はニュアンスが似ている言葉
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『19℃のロリータ』l.1 この部屋のエアコンディションは快適だ
『致死量ドーリス』p.39(5話)/p.113(14話) この部屋のエアコンディションは快適だ
検証画像/エアコンディション1 検証画像/エアコンディション2
『19℃のロリータ』には数カ所に同様の表現が見受けられる。
p.8 l.34 この部屋のエアコンディションは快適だ
p.16 l.41 19℃のエアコンディションは快適だった
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『19℃のロリータ』l.2 密度の高い空気は閉所恐怖症の僕を窒息させる。
『致死量ドーリス』p.3(1話) 私は もうすぐ 窒息死するに 違いない
『致死量ドーリス』p. 58(7話) 閉所恐怖症の夢魔
検証画像/窒息 検証画像/閉所恐怖症
補足)「窒息」は楠本まきの作品によく見受けられるテーマ(もしくは表現)である。 漫画エッセイ『耽美生活百科』で 「今気付いたがわたしのマンガ(ストーリーもの)でよく 「息の仕方がわからん」とか「息ができん」と書きがちなのは過呼吸のせいかもしれん。 …。(楠本の持病は過呼吸症候群)」(p.129)と述べている。
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『19℃のロリータ』l.11 それに、きみがいじりまわしているそのラジオ―― まるで終末をはずし、死を覚悟した預言者たちのサウンドトラックの様だ。
『致死量ドーリス』p.114(14話) 表では 有毒太陽の下 三千八百人の預言者達が行進している
検証画像/ラジオ
(クリックで大きい画像/別窓)
補足)外と自分たちの部屋との対比の表現で比較すると↓
『19℃のロリータ』p.1 l.3 きっと公園では日焼け止めを塗りたくった母親達の監視の元で子どもが遊び、路上では死に損ないの蝉がジジジ、ジジジとないてる。
『致死量ドーリス』p.106(14話) 表では 有毒太陽の下 三千八百人の預言者達が行進している
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『19℃のロリータ』l.16 前髪から滴がたれるので、 きみは素っ気ない 態度だけども、タオルをとって頭をふいてくれる。
『致死量ドーリス』p.33(5話) 蜜はあいかわらず / ソッ気なか ったけど
検証画像/そっけない〜
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『19℃のロリータ』l.25 組み立て直したラジオがちょうど正午の時報を告げた
『致死量ドーリス』p.114(14話) トランジスタ・ラジオは 三時の時報と一緒に 世界の終わりを告げた
検証画像/ラジオ
(クリックで大きい画像/別窓)
補足)『19℃のロリータ』に出てくるラジオはトランジスタ・ラジオ。
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『19℃のロリータ』l.28 きみはしばしば、モデルの仕事で外に出ていくけれども、 僕は大学も仕事もブッチしてこの部屋に居続けている。
『致死量ドーリス』p.45(6話) 部屋から出ないでいる岸が学校へ登校しようとする蜜を止めようとするシーンあり。 その時のセリフが 「俺だって仕事ブッちぎりっ/ ぱなしなんだぜ / 不公平じゃん 君のせいで / きっとクビだよ」
検証画像/ブッチ
(クリックでページ全体が出ます/別窓)
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『19℃のロリータ』l.6 「そう、小説家のひと。時に君の家が近かったなら少し休ませてくれないかなあ」
『致死量ドーリス』p.14(2話) 「今晩泊めて」
検証画像/泊めて
補足)このセリフは両方とも初対面でのナンパの主人公・男(「ぼく」と岸)セリフ。 一目惚れをする所も共通している。
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『19℃のロリータ』l.14 それから声をあげてけたたましく笑い出した
『致死量ドーリス』p50.(7話) 赤い髪の女が / けたたましく 笑った
検証画像/けたたましく
補足)どちらも主語は主人公・女。赤い髪の女は蜜のこと。
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『19℃のロリータ』l.20 そして、どうやら僕は合格したようなのだ
『致死量ドーリス』p.38(5話) 僕は本当に / 合格したようだった
検証画像/合格
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『19℃のロリータ』l.25 でも、本当に見えたんだよ生き物のようにのたうつ細い赤い糸が きみの左手の小指からするりとのび僕の小指にからまっていくさまが
『致死量ドーリス』p.10(1話) 僕は本当にその時、/ 運命の糸が見えたんだよ / 君の細い足首から / くねくねと生き物みたいに触手をのばし / 僕をからめとろうとする その糸が
(画像/別窓。大きいです)
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『19℃のロリータ』l.28 出逢った当初、きみはもう少し丸みを帯びたからだつきでをしていた。 ゴージャスな巻き毛の似合うトランジスタ・グラマー。 今は本当にがりがりの飢餓児童のような体つきでフォトジェニックだとはとても思えない
『致死量ドーリス』p.129(16話) そのキガジドウのような姿は (痩せ細った岸を指して)
検証画像/きがじどう
補足)蜜は岸と出会ってからやつれる。詳しくは場面検証参照。こちら
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『19℃のロリータ』l.21 一卵性の双子のように
『致死量ドーリス』p.106(14話) もはや 世界にたった二人きりの僕たちは 安全なこの部屋に隔離され 双児の胎児のみたいに抱き合って眠る
検証画像/双児
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『19℃のロリータ』l.43 きみは頭が良かった。きみは致命的なほど、聡かった
『致死量ドーリス』p.98(12話)頭の良すぎるのが / 彼女の不幸だ
検証画像/聡明
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『19℃のロリータ』l.45それが僕たちのもっとも甘い生活だった。」
『致死量ドーリス』p.42(5話) そして これは / 僕の / 一番幸せな記憶の中の蜜
検証画像/甘い
補足)これ以降主人公・女の精神状態がいよいよヤバくなって二人が 破綻していく前フリとして 甘い恋人同士のシーンが描かれているのが共通している。
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『19℃のロリータ』l.46 きみがあんなことに気がついて暴走をはじめなければ 僕たちはせいぜい普通の恋人のように喧嘩別れをする程度のことでおさまっていたはずだった
『致死量ドーリス』p.(16話) こんな結末は / 予想もしてなかった / 大多数の恋人達のように ありきたりの別れがくるか / せいぜい / どちらかが どちらかを殺すのだろうとおもっていた
検証画像/こんな結末
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『19℃のロリータ』l.7 きみの態度は素っ気なかったけれど積極的に僕を追い出すつもりもないらしく、…
『致死量ドーリス』p.38(5話) 蜜はあいかわらず / ソッ気なかったけれど / 積極的に / 僕を追い出すつもりも / ないらしく
検証画像/そっけない〜
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『19℃のロリータ』l.10ついてるわ
『致死量ドーリス』p.56(7話) 「私 / はついてるわ
検証画像/ついてる
話の流れも酷似。詳しくは場面検証を参照のこと。こちら
『19℃のロリータ』 「ついてるわ」発言→ふふ、と笑い、哄笑→髪を切る
『致死量ドーリス』 「ふっ、んふっふっ・・・ふ・・・。」と笑い出す→「私はついてるわ」→髪を切る
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『19℃のロリータ』l.15あたしの問題なんだから、あなたはわからなくていいのよ
『致死量ドーリス』p.30(4話) 「……あなたに/ 説明するような/ ことでもないわ。」
検証画像/
補足)自分の内面部分を説明しないで煙にまくのが共通してる
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『19℃のロリータ』l.2 しかし、始末に負えないのはそれを愉しんでいる自分自身なのだ
『致死量ドーリス』p.82(10話) 始末に負えないのは / 僕までがそれを楽しんでしまっていることだ
検証画像/始末に負えない
補足)両方とも、指し示している「それ」は主人公・女の変化とそれに伴う状況の変化
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『19℃のロリータ』l.1 実際のところ、仕事の面でもきみにはそういった役回りが求められていた。 ちょっと不思議で、可憐で、はかなげで、 血管が浮きでるほど透き通るような肌をした美少女。
『致死量ドーリス』p.6(1話) 蜜の肌は青白くて血管がうっすらと透けてみえた
『致死量ドーリス』p.33(4話) 「(中略)白くて細くて / カレンで はかなげで / 頭良さそーで / ほとんど一目惚れ」 (岸が蜜の印象を語ったセリフ)
検証画像/蜜印象 検証画像/蜜印象
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『19℃のロリータ』l.16 あたしはあなたの望むものになる
『致死量ドーリス』p.(12話)あれは / 相手の望むものに / なるの。」 (画家が蜜を表したセリフ)
検証画像/望むもの
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『19℃のロリータ』l.18 はりつめたうつくしい少女−−その先が見えなかったからといって、 どうしてそこまでする必要があったの?
『致死量ドーリス』p.94(12話) その頃の彼女は / 自分をもてあましていた。 / 自分がどう生きたらいいのか / 一体何をなすべきなのか / 剥き出しの神経を無防備に晒したこの少女人形は / 漠とした不安と / 制御不能の恐怖の中で / 今にもひきつけを起こして失神寸前といった体だった。
(画像。大きいです。別窓。)
補足)緊張状態の少女、先がみえない状態の描写の比較
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『19℃のロリータ』l.24 そもそもきみときたら自分でのぞんだことなんてないだろう? きみにはきみがまったくなかったといって過言ではない。
『致死量ドーリス』p.94〜95(12話) その頃の彼女は / 自分をもてあましていた。 / 自分がどう生きたらいいのか / 一体何をなすべきなのか / 剥き出しの神経を無防備に晒したこの少女人形は / 漠とした不安と / 制御不能の恐怖の中で / 今にもひきつけを起こして失神寸前といった体だった。 (中略) そこに「ドーリス」という / 容器が与えられたんだ / 僕の創り出した / 架空の少女の肉体になることに / 迷う理由のあるはずが / なかった。
『致死量ドーリス』p.96(12話) ドーリスという / 人工の皮膚を脱いだ時、 / なにもなくなった彼女は / 代わりの皮膚を / 君に求めた
(画像。大きいです。別窓。) (画像。大きいです。別窓。)
補足)主人公・女の中身(自我)が無いという設定が共通
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『19℃のロリータ』l.25 まわりが望むものに自分を適応させていただけだろう?
『致死量ドーリス』p.(12話) 「僕が彼女に望むことを / 敏感に察知し 忠実に / 具現化する能力に / 長けていた。」
検証画像/適応
補足)主人公・女の性質/特技が周りの「イメージになりきれること」との設定が共通
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『19℃のロリータ』l.2 夜ごと、僕らは街を徘徊した
『致死量ドーリス』p.86(11話) 僕等は夜毎 街を徘徊した
検証画像/街徘徊
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『19℃のロリータ』l.11 きみは重度の不眠症だった
『致死量ドーリス』p.52(7話) 不眠症の夢魔
検証画像/
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『19℃のロリータ』l.15 僕は煙草を吸いながらまだ正気であることを 確かめ続けるきみを見守っていた(リストカットをする「きみ」を見守っている)
『致死量ドーリス』p.18(2話) 「ほらね / まだ / 私は大丈夫 / ちゃんと痛みも感じるし / これ以上深く傷つけるつもりもない / 吐き気がするほど / 正気だわ 」 (リストカット直後のモノローグ)
検証画像/リストカット
(クリックでページ全体が出ます/別窓)
補足)主人公・女がリストカットによって 自分が正気かどうか確認する設定も共通。
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『19℃のロリータ』l.35 彼曰く、きみは我が儘なお姫さまなんだってね。
『致死量ドーリス』p.33(4話) 「―――性格キツくて / 自分本位でつかみどころなくって / 困ったおヒメ様で(後略)」 (岸が蜜の印象を語ったセリフ)
検証画像/蜜印象
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『19℃のロリータ』l.12 まるで窒息寸前の熱帯魚のように、 およぐのをやめると死んじゃう魚のように
『致死量ドーリス』p.86(11話) 泳ぐのを止めたら / 息が出来なくなって死んじゃう魚みたいに
検証画像/
補足)両方とも自分たちの関係を表現している
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『19℃のロリータ』l.22 眠ること以外にすることを知らない僕らは 生まれたての赤ん坊のよう
『致死量ドーリス』p.114(14話) 双児の胎児みたいに抱き合って眠る
検証画像/双児
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『19℃のロリータ』l.25あたしについてなにかしゃべって
『致死量ドーリス』p.31(4話)私のこと / 話して
検証画像/
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『19℃のロリータ』l.27 きみがフローリングの床の上に置いた トランジスタ・ラジオは、正午の時報を告げた後、ニュースをしゃべり続けている。 夏日が今日で二週間も続いているらしい。 老人と子どもが三人、熱中症で死んだらしい。 「紫外線にはお気をつけください。 お出かけの時には日焼け止めをお忘れなく」。 まったくもって実感がわかない。
『致死量ドーリス』p.114(14話) トランジスタ・ラジオは 3時の時報といっしょに 世界の終わりを告げた 表では 有毒太陽の下 三千八百人の預言者達が行進している
検証画像/ラジオ
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『19℃のロリータ』l.2 きみはふかく斬りつけるつもりはない。(中略) 至って正気だ。正気だということを確かめるために斬っているんだ。
『致死量ドーリス』p.18(2話) 「ほらね / まだ / 私は大丈夫 / ちゃんと痛みも感じるし / これ以上深く傷つけるつもりもない / 吐き気がするほど / 正気だわ 」(リストカット直後のモノローグ)
検証画像/リストカット
(クリックでページ全体が出ます/別窓)
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『19℃のロリータ』l.2(〜p.11 l.20)
これはあんまり言いたくないんだが、 このところ、僕はきみに関する妄想をしているんだ。
正確には、ある妄想があって、それが頭から離れないんだよ。
困ったね。
(中略)
片眼鏡をはめた初老の正装の紳士が天鵞絨を敷いた純銀製の お盆を持って壇上に登場する。紳士は白髪ヒゲをたくわえて 目が細く、何を考えているのか見てとれない。 会場からはわれんばかりの拍手喝采。口笛の嵐。 お盆の上にはよく磨いたブローニングが一挺−−BROWNING M1935 HIGH POWER が一挺きり。マガジンには九ミリ弾が十三発、フル装填。 老紳士が盆を高くかかげたところで正装したきみと僕、登場。 僕は執事のように恭しい仕種の老紳士から黒壇のような光沢を放つ ブローニングを受けとり、ゴスロリファッションで決めた きみのこめかみにゆっくりとゆっくりと銃口を押しつける。。 きみはにっこりとグラビアをかざる時の微笑みでオーディエンスに 静寂を求めると、僕に横目でエレガントに「さあ。どうぞ」 と一言言うだけ。そのクールな仕種にシビレながら 僕は安全装置をはずし、きみの頭を吹き飛ばすのさ。 壁には脳漿が飛び散って、僕はけたたましいきみの笑い声を聴く。 きみときたら残ったアタマの三分の二で笑っている。 神経質な痙攣に似た笑い方はきみの十八番。 そこで、ああ、これは現実じゃないんだ、と思いながら 僕もこめかみに銃口を当てて引き金をひくのだよ。
(中略)
僕の妄想には続きがあって、それは「吹っ飛ばされた アタマでけたたましく笑っているきみと僕が徐々に とけあってちいさな原初の水たまりになり、 綺麗さっぱり蒸発してしまって、 大勢の観衆が『ブラボー!』と叫ぶ」というものなのだけれど、 ピアッシングごときでビビっているようでは そんなことはままならないね。 きみは水たまりになった後、またきみとして 黄泉がえってきそうなほど、正気だけどね。

『致死量ドーリス』p.99〜106(13話)
僕はねぇ、
決して自分に酔うタイプではないけどね
近頃
ひとつの妄想が頭から離れなくて困ってしまうんだ

ピストルでこう、
―――違う
額の真ン中のところ
―――そうそうそこらへん

―――そいつを軽やかに・手際よく・バレリーナの動作でブチ抜く

壁に飛び散る脳漿の 液状のリアル

瞬間、

繰り返す映像
到達する恍惚

絵画的冒涜!!

そこへ おもむろに キミ登場
君は大袈裟な身振りで 血塗られた額を掲げ こう言うんだ。

「紳士淑女の皆様、こちらが『ミスター・なんでもない男』が残した唯一の作品です。」
(中略)
―――僕の妄想には続きがあって 君の その姿が あまり綺麗で 神々しくて

僕はふっとんだ頭の残り2/3のまま
胡散臭いクスリでキメまくってるバカなガキよろしく
ただもうゲラゲラ笑っちゃうね

そこで毎回
ああ 現実じゃないな、
って気付くわけだ

画像1別窓)→ (画像2別窓)→ (画像3別窓
補足)場面比較はこちら
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『19℃のロリータ』l.21 まったくもってきみは不幸なほどに正気さ。
『致死量ドーリス』p.98(12話)頭の良すぎるのが / 彼女の不幸だ」
検証画像/聡明
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『19℃のロリータ』l.22 何故、老いさらばえてゆくということなんかに気がついてしまったの?
『致死量ドーリス』p.96(12話) 彼女もいつかは やがて / 老いさらばえていくのに (中略) 彼女は このところ / ずっとそれを感じて / いたに違いないんだ
(画像。大きいです。別窓。)
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『19℃のロリータ』l.33 あたしも仕事をブッチしているんだから、あんたがひとりだけ仕事をするなんて許せない!
『致死量ドーリス』p.45(6話) 「俺だって / 仕事ブッちぎりっ / ぱなしなんだぜ /  不公平じゃん」
検証画像/ブッチ
(クリックでページ全体が出ます/別窓)
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『19℃のロリータ』l.2 唐突にきみは馬鹿なクスリをキメまくったガキのように笑いだした。
『致死量ドーリス』p.106(13話) 胡散臭いクスリでキメまくってるバカなガキよろしく / ただもうゲラゲラ笑っちゃうね
検証画像/聡明
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『19℃のロリータ』l.39 あのままではふたりで共倒れということになりかねなかった
『致死量ドーリス』p.97(12話) 「それどころか / へたをすると君まで / 共倒れだよ」 (画家の忠告)
(画像。大きいです。別窓。)
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『19℃のロリータ』l.45 しかし、きみは賢すぎた。そんな方法などないということに気づいてしまった。 大なり小なり積み重ねに失敗してゆくことが加齢という現象なのだという ことに気づいてしまった。
『致死量ドーリス』p.91〜98(12話) 「彼女もいつかは やがて / 老いさらばえていくのに / 絵の中のドーリスは / 永遠に少女のままだ。 彼女は このところ / ずっとそれを感じて / いたに違いないんだ」
「そもそも / ドーリスの替わり / なんてあるはずが / ないんだ。 あまりにも / 彼女はドーリスに/ 接近しすぎた」
「彼女も本当のところは / もう気づいているのかも / しれない。」
「頭の良すぎるのが / 彼女の不幸だ。」
(画像。大きいです。別窓。)
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『19℃のロリータ』l.3 「あなたは中途半端に破滅型なのよ」
『致死量ドーリス』p.73(10話)中途半端に / 破滅型なのね」
検証画像/
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『19℃のロリータ』l.8 きみが一回目の自殺に挑戦したのは それから三日のちのことだった。
『致死量ドーリス』p.122(15話) 蜜が死んだのは / 僕が / 彼女の刃物たちを / 虐殺した日から / 三日後のことだった
検証画像/
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『19℃のロリータ』l.2 今、思えば、アスピリンだと言って
『致死量ドーリス』p.29,30(4話) 「まるで / アスピリンみたい」 「アスピリンが / どうしたって?」
検証画像/ 検証画像/
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『19℃のロリータ』l.2 きみの自殺未遂について僕らは話しあわなかった
『致死量ドーリス』p.91,98(12話) 僕らはそのことについて / 話し合わなかった
検証画像/ 検証画像/
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『19℃のロリータ』l.37 きみは今にもひきつけを起こしそうだった
『致死量ドーリス』p.94(12話) 今にもひきつけを起こして失神寸前といった体だった
(画像。大きいです。別窓。)
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『19℃のロリータ』l.28 「区はカウンセリングの準備をしてくれるかしら」
『致死量ドーリス』p.87(11話) 「うちの大学病院で / カウンセリング / 受けられるわよ」
検証画像/カウンセリング
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『19℃のロリータ』l.31 アタマ三分の一が砕けて脳漿があたりに飛び散っていた
『致死量ドーリス』p.106(13話) 僕はふっとんだ残り2/3の頭のまま / 胡散臭いクスリでキメまくってるバカなガキよろしく
検証画像/聡明
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『19℃のロリータ』l.11 ブラボー、ベイビー
『致死量ドーリス』p.59(8話)  ハニー、ハニー、ハニー、ブラボー、ブラボー、ブラボー
(画像。大きいです。別窓。)
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『19℃のロリータ』l.12 きみはアイスクリームが食べたいと言って 僕を部屋から追い出した後、入念にメイクアップして、 何週間ぶりかにベランダに出たのち、枯れた鉢植えを踏み台にして、 そこから華麗に空中にダイヴした。
『致死量ドーリス』p.127(16話) いつもと違ったのは / 逆上した君が部屋を飛び出し / 約1ヶ月ぶりで踏むアスファルトの上で / 51年製のジャガーに撥ねられたことだけだ。 / 撥ねられたというより 突っ込んだ。 / その前時代的な シルバーの / ぴかぴかに磨き上げられた バカでかい機械が / 全く目に入らなかったかのように / 見事なダイヴ―――
検証画像/
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『19℃のロリータ』l.38 僕はきみのことを忘れないようにきみとのことを したためることにした。 どんなに年月が経っても、 きみという少女を忘れないように、僕の脳のあらゆる部分が きみという情報を忘れないように、記録しておくことにした。
『致死量ドーリス』p.42(5話) 僕は何度も君を巻き戻す /   忘れないように / 僕の貧弱な体中の器官ゼンブにべっとりこびりつかせて / いつか僕が君を忘れたいと思う日が来たとしても / 決して忘れられないようにしてやるのだ
検証画像/
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