篠原一「19℃のロリータ」盗作疑惑検証

篠原一氏の短編小説「19℃のロリータ」『すばる』8月号にて発表される。（2005年7月6日）
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その直後からインターネット上にて篠原氏の短編小説と楠本まき氏の漫画「致死量ドーリス」とが酷似しているとの指摘の声があがる。
（確認できただけで2ch、mixi）
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篠原一氏の掲示板にて上記内容の指摘がなされるが、篠原一氏の返答は無し。（2005年8月2日）
また、ブログのコメント欄にても指摘が見られたが、篠原一氏の返答は無し。（2005年8月3日）
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毎日新聞で盗作疑惑報道。（2005年8月18日）
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篠原一氏のサイトの掲示板・チャットが閉鎖。（2005年8月18日）
篠原一氏のサイト及びブログ閉鎖。（2005年8月19日）
以降沈黙を守る。
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「すばる」10月号発売。集英社及びすばる編集部からのコメント無し。(2005年9月6日)
（ちなみに『19℃のロリータ』を掲載している「すばる」 8月号は品切れ扱いに。インターネット上では 盗作疑惑のニュースが流れた直後から品切れと表示）

2ちゃんねる内の文学板の篠原一スレから発端となったと思われる。 以下該当部分を抜粋する

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319 名前：吾輩は名無しである 投稿日：2005/07/12(火) 18:05:36
七月頭に出た「すばる」掲載の「19℃のロリータ」って完全に盗作だね。 楠本まきの「致死量ドーリス」にそのまんま。 冒頭の「この部屋のエアコンディションは快適だ」って一文見てすぐ気がついたよ。 とうとう台詞引用までやっちゃった彼女は今後どうなるんでしょうかね。 ファンだっただけに衝撃大きいよ・・・。 すごく裏切られた気分だ。

322 名前：吾輩は名無しである 投稿日：2005/07/12(火) 21:42:54
>>321 ストーリーもほぼ一緒。
設定なんかが多少変えてあっただけって感じ。
シーンも似たものが殆ど。
長かった髪を短く切るシーンや色々なカツラを買ってくるとか、
「中途半端に破滅型なのね」っていう台詞もそのまま使ってる。


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その後少女漫画板楠本まきスレでも話題になる。mixi内でも8月3日にトピック立てが行われている。
　集英社の文芸雑誌「すばる」８月号に掲載された篠原一（しのはらはじめ）さん （２９）の短編小説「１９℃のロリータ」と、１９９８年に祥伝社から刊行された 楠本まきさん（３８）の漫画「致死量ドーリス」のストーリーが酷似している上、 同じ表現が数カ所あることが分かった。両社は篠原さんが盗作した可能性があると みて調査を進めている。

　篠原さんは１７歳だった９３年、「壊音　ＫＡＩ―ＯＮ」によって史上最年少で 文学界新人賞を受賞した女性作家。代表作に「アイリーン」などがある。

　「１９℃のロリータ」は「Ｂ文学賞を最年少で受賞した」学生「僕」が主人公の 一人称小説。若い女性の「きみ」にひかれるが、人生に意義を見いだせない女性は 死を急いでしまう。

　「致死量ドーリス」も「僕」と若い女性の「君」の物語。女性が死へと向かうス トーリーが共通しており、特に（１）突然髪を切る（２）何種類ものかつらをつく る（３）体にはさみを刺して自殺未遂をする――など女性の行動が酷似している。 「この部屋のエアコンディションは快適だ」「中途半端に破滅型なの」など同じ文 言もあった。

　読者らの指摘で事態が明らかになった。インターネットでも話題になっている。 すばる編集部は「調査中」としている。

米本浩二、（2005年8月18日）「篠原一さんの短編小説、既刊漫画と酷似」毎日新聞.
yahoo!→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050818-00000010-mai-soci
msn→http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050818k0000m040149000c.html
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